この研究について

琵琶湖 及び 琵琶湖周辺の内湖には、多くの琵琶湖固有種を含む豊かな生態系が存在しているが、近年それらを危機におとしめる外来動植物の繁殖が問題となっている。 本事業では主に植物に注目し、これらの繁殖分布実態とその分布状況の変化をドローン空撮と画像処理技術によってタイムリーに、且つ合理的なコストで把握する技術を確立することにある。


侵略的外来水生植物とドローン空撮による調査

近年、琵琶湖周辺で外来種のオオバナミズキンバイやナガエツルノゲイトウなどの侵略的外来水生植物の大繁殖が問題となっており、その駆除の努力がなされている。

一方、近年ドローン空撮が実用的技術として容易に使える様になってきたことから、ドローン空撮データを特殊画像処理することにより、琵琶湖周辺の植物の分布や濁水の状況を容易に見える形に出来るのではないかと考えられる事から、実証研究を行う。

具体的には、GPS技術により位置情報を把握出来るドローンを用いて、内湖を含む琵琶湖岸周辺部を100mの高度から定期的インターバルにて空撮を行い、得られた画像を画像処理ソフトウエアを用いる事により琵琶湖周辺部の植生分布(の季節)変化を調査する方法を確立する。

初年度の調査対象としては、オオバナミズキンバイの分布の他、アオコ発生状況の把握、葦の生息域の正確な把握などを想定している。


現地目視調査結果とドローン調査について

過去にオオバナミズキンバイ、ナガエツルノゲイトウの繁茂報告があった蓮沼(米原市)・神上沼(近江八幡市)・伊庭内湖(東近江市)・赤野井湾(守山市・草津市)で双眼鏡を使った現地目視調査を平成30年5月中旬と7月上旬に行ったが、これらの植物の群落は発見できなかった。 一方、津田江内湖(草津市)・木浜1パーキング南側(守山市)にてオオバナミズキンバイの大群落が確認されたので、平成30年7月以降の重点調査エリアとして、湖西エリアの各ポイントと共に追跡調査を行う予定である。


認定NPO法人eネットびわ湖高島